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2025年10月21日  コラムWebマーケティング

オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアの違いや特徴とは?トリプルメディア戦略についても解説

マーケティング戦略を立てる上で、押さえておきたい基本用語に「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」があります。いずれも似たような言葉であるため、それぞれの役割や違いについて良く分からないという方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、これら3つのメディアは、デジタルマーケティングを効果的に進める上で欠かせない重要な要素です。

本記事では、「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」の違いや役割を分かりやすく解説します。

マーケティング戦略に悩んでいる方や、「トリプルメディア」の全体像を理解し、実践に活かしたい方はぜひ参考にしてみてください。

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3つのメディアの違いを一覧で比較|オウンド・ペイド・アーンドの特徴を理解しよう

Webマーケティングにおいては、企業の情報発信や集客チャネルとして活用される「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」があり、これらは総称して「トリプルメディア」と呼ばれています。

それぞれのメディアは定義のほか費用やコントロールの範囲などに違いがあります。以下に、オウンド・ペイド・アーンドの3つのメディアの特徴を比較した一覧をまとめました。

項目オウンドメディアペイドメディアアーンドメディア
定義自社が保有するメディア広告費を払って掲載するメディア第三者によって取り上げられるメディア
目的信頼構築ブランディング資産形成短期的な認知拡大・集客話題化・拡散
自社Webサイトブログリスティング広告バナー広告SNS広告SNSでの口コミレビュー記事ニュースでの報道
費用初期構築や運用コストは必要(広告費は不要)出稿ごとに広告費が発生基本的に費用は発生しない
コントロールの自由度高い高い低い
効果が出るまでの時間中長期的短期的不明確

それでは、これら3つのメディアについて、次からそれぞれの定義や具体的な役割、活用するメリットなどを詳しく解説していきます。

オウンドメディアの定義と役割

オウンドメディアの定義と役割

オウンドメディア(Owned Media)は、企業が自ら所有・運営する情報発信メディアの総称です。自社のWebサイトやブログなどのオンラインメディアに加え、パンフレットや広報誌といった紙媒体も含まれます。

近年は、ユーザーの課題を解決するブログ形式の情報発信が主流となり、マーケティング活動において重要な役割を担っています。

オウンドメディア運用の主な目的は以下の3点です。

  • 認知拡大とブランド構築
  • 見込み顧客との関係構築
  • 自社サイトへの誘導およびコンバージョンの促進

また、オウンドメディアで扱う代表的なコンテンツには以下のようなものがあります。

コンテンツの例内容
SEO記事ユーザーの悩みを解決する情報を提供検索上位表示を目指し、自然流入を増やす
ホワイトペーパー専門的な知見をまとめた資料を提供し、リード獲得に活用
導入事例実際の顧客事例を紹介し、信頼性と導入意欲を高める

オウンドメディアは、即効性はありませんが、中長期的にリードを獲得し、ブランド力を高めるうえで有効な施策です。戦略的に運用を行うことで、企業の資産として大きな成果をもたらします。

オウンドメディアの利点と注意点

オウンドメディア運用には、以下のような利点と注意点があります。

利点注意点
  • 低コストで情報提供が可能
  • 長期的な資産となる
  • ブランド構築に有効
  • 信頼関係を構築しやすい
  • 成果が出るまでに時間がかかる
  • 戦略次第で成果が分かれる
  • 運用に手間と専門知識が必要
  • コンテンツの更新が不可欠

このように広告費をかけず、有益な情報を通じて顧客との関係性を強化できる一方、短期的には効果が見えにくく、制作や分析、改善などの継続的な対応が求められます。

関連記事:いまさら聞けない「オウンドメディア」とは?企業が導入する理由や運用するメリット・デメリットを解説

ペイドメディアの定義と役割

ペイドメディア(Paid Media)とは、企業が広告費を支払うことで情報を発信するメディアの総称です。いわゆる「有料広告」に該当し、自社で保有していない媒体を活用するのが特徴です。

ペイドメディアの代表的な種類は以下の通りです。

種類(例)内容
リスティング広告検索エンジンの検索結果ページに表示される広告
バナー広告Webサイト上に表示される画像形式の広告
アフィリエイト広告成果報酬型の広告
ディスプレイ広告テキスト・画像・動画などで構成される広告
ソーシャルメディア広告各種SNSに掲載される広告
マスメディア広告テレビ・ラジオ・新聞・雑誌などに掲載される広告

特に新商品やキャンペーンの告知、短期間での集客など、即効性を求めるマーケティング施策において重要な手段として広く活用されています。

ペイドメディアの利点と注意点

ペイドメディアには以下のような利点と注意点があります。

利点注意点
  • 広範囲にリーチできる
  • 即効性が高く短期的な集客に有効
  • 広告枠を自由に設計可能
  • 効果が一過性になりやすい
  • コストがかかり続ける
  • 広告感が強いとユーザーに敬遠されるケースがある
  • 広告を止めると集客も止まる

ペイドメディアは短期的な成果を得やすい一方で、継続的な活用にはコストがかかり続ける点には注意が必要です。

アーンドメディアの定義と役割

アーンドメディア(Earned Media)とは、企業自身ではなく、ユーザーや第三者メディアによって自発的に発信される情報を指します。いわば「信頼」や「共感」を得ることで生まれるメディアであり、企業側が直接コントロールできない点が特徴です。

アーンドメディアの目的は、ユーザーからの信頼・共感を通じてブランドの社会的評価を高めることです。第三者による肯定的な評価は、広告以上に強い説得力を持ち、マーケティング全体における影響力も大きくなります。

ユーザーが感じた価値や体験が他者へ共有・拡散されることで、信頼性の高い認知拡大が実現します。いわゆる「口コミ」や「バズ」を生み出すため、企業活動の成果として現れるメディアとも言えます。

アーンドメディアの代表的な種類としては下記が挙げられます。

  • 口コミサイト
  • レビューサイト
  • SNS(X、Instagram、TikTokなど)での投稿
  • ニュースや報道媒体での紹介

SNSの普及により、その重要性は一層高まっており、オウンドメディアやペイドメディアと組み合わせることで大きな相乗効果も期待できます。

アーンドメディアの利点と注意点

アーンドメディアの利点と注意点としては下記が挙げられます。

利点注意点
  • 第三者による口コミや紹介で信頼性が高い
  • SNS拡散により認知拡大が見込める
  • 広告費なしで話題化する可能性もある
  • バズる可能性がある
  • 自社で情報の内容をコントロールできない
  • 意図しない情報拡散がされるリスクがある
  • 成果に再現性がなく狙いにくい

アーンドメディアは、「他者からの信頼」を基盤とする強力なメディアです。特にSNSやインフルエンサー施策との親和性が高く、うまく活用すればブランド認知の飛躍的な拡大につながります。

ただし、自社で情報を制御できないため、拡散の方向性や評価内容によってはリスクが生じる点にも注意が必要です。

目的別にみる3メディアの使い分け|どういった場面に最適か

属性:目的別にみる3メディアの使い分け|どういった場面に最適か

オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアの3つは、それぞれ特性が異なるため、活用の場面によって向き不向きがあります。ここでは、代表的な5つの目的に対して、各メディアがどのように活用されるべきかを比較しながら解説します。

目的1. 認知拡大

項目評価詳細
オウンドメディアSEOやSNSとの連携により、時間をかけて認知が広がっていき、中長期的に効果を発揮
ペイドメディア広告によって即時に広範囲に情報を届けることができ、短期的な認知拡大に有効
アーンドメディアSNSや口コミで拡散されれば、爆発的な認知拡大も可能※再現性には限界がある

新商品やキャンペーンなど、一気に世の中に知らしめたい場面では、即効性のあるペイドメディアが最も効果的です。加えて、アーンドメディアによる拡散やバズも起これば、BtoC領域では特に高い成果が期待できます。

目的2. 集客

項目評価詳細
オウンドメディア検索エンジンでの流入が安定して見込める中長期的な集客基盤となる
ペイドメディアリスティング広告やディスプレイ広告で即座にアクセスを集めることが可能
アーンドメディア話題性がある場合は流入につながる安定性には欠け、再現性も低めである点に注意

即効性を重視するならペイドメディア、中長期で安定的な集客を目指すならオウンドメディアが最適。アーンドメディアは拡散による補完的な役割と考えるのが現実的です。

目的3. 見込み顧客との関係構築

項目評価詳細
オウンドメディア一貫性ある情報発信により、ブランド価値や専門性を伝え、信頼関係の構築に効果的
ペイドメディア広告はどうしても「売り込み感」が出るため関係構築には不向きな側面あり
アーンドメディア第三者からの評価(レビュー・口コミ)は、客観的な信頼を獲得するうえで非常に効果的

信頼性の構築にはオウンドメディアが最適。継続的な情報提供を通じて、関係性を深めることができます。また、アーンドメディアによる「他者の声」も信頼を強化する重要な要素です。

目的4. 資産形成

項目評価詳細
オウンドメディア一度制作した記事や資料は蓄積され、時間が経っても価値を生み続ける資産となる
ペイドメディア×広告出稿を停止すれば効果もなくなり、資産としての残存価値はない
アーンドメディア×一過性で流れることが多い

中長期的に情報を資産として活用したい場合は、オウンドメディア一択。企業のノウハウや知見を蓄積し、継続的な集客やブランディングにつなげることが可能です。

目的5. 話題化や拡散

項目評価詳細
オウンドメディアSNSなどで拡散される可能性はあるが、設計に工夫が必要
ペイドメディア話題を呼ぶこともあるが、広告であることが分かると拡散されにくい傾向
アーンドメディアUGC(ユーザー生成コンテンツ)や口コミによる自然な拡散力が非常に高く、バズにつながる可能性

話題化・自然な拡散を狙うなら、ユーザーが自発的に発信するアーンドメディアが適しているでしょう。SNSや口コミが起点となり、爆発的に認知が広がる可能性を秘めています。

トリプルメディア戦略とは?3種のメディアを連携させる考え方

トリプルメディア戦略とは、「オウンドメディア」「ペイドメディア」「アーンドメディア」という3種類のメディアを統合的に活用することで、マーケティング効果の最大化を目指す考え方です。

それぞれのメディアは、特性や役割、メリット・デメリットが異なるため、単独で運用するよりも相互補完的に組み合わせることで、高い成果を生み出すことができます。

3つのメディアを連携し、最適なプロモーションを実現するには

企業の専門性やブランド価値を伝える拠点となる「オウンドメディア」、広告で即効性のある集客を実現する「ペイドメディア」、第三者からの信頼や共感を獲得する「アーンドメディア」の3つのメディアはどのように連携させるのが良いのか、下記に活用例をまとめました。

活用メディア詳細
ペイドメディアで集客SNS広告や検索広告を活用し、見込み顧客をオウンドメディアへ誘導
オウンドメディアで価値提供・関係構築記事・導入事例・サービス紹介などを通じて、顧客に有益な情報を提供し、信頼と興味を育てる
アーンドメディアで信頼拡散ユーザーによるSNSでのシェアや口コミ、レビューを通じて第三者からの評価が広まり、新たな見込み顧客を呼び込む

上記のような連携であれば、「認知→理解→信頼→拡散」というマーケティングの基本プロセスを段階的に構築できます。

トリプルメディア戦略を活用すれば、単一のメディアに依存せず、目的やターゲットに応じた多面的な接点を設計することが可能です。BtoB/BtoCを問わず、現代のマーケティングにおいて不可欠な戦略といえるでしょう。

シェアードメディアとは?SNS時代に欠かせない第4のメディア

シェアードメディアとは?SNS時代に欠かせない第4のメディア

近年のマーケティングにおいて、オウンドメディア・ペイドメディア・アーンドメディアの3つを組み合わせた「トリプルメディア戦略」に加えて、「第4のメディア」として注目されているのが「シェアードメディア(Shared Media)」です。

このシェアードメディアは、PESO(Paid, Earned, Shared, Owned)モデルと呼ばれるメディア戦略において、トリプルメディアに加わる重要な要素となっています。

シェアードメディアとは、「共有(シェア)」を起点とするメディアのことを指し、特にSNSを介したユーザーの自発的な情報拡散に着目したメディア形態です。

具体的には、以下のような行動が該当します。

  • SNSでの「シェア」「リポスト」「リツイート」などの拡散行動
  • ハッシュタグ投稿 など

企業が発信したコンテンツが、ユーザーの共感を得て拡散されることで、自然な認知拡大や信頼醸成につながります。

シェアードメディアとアーンドメディアとの違い

シェアードメディアとアーンドメディアは、いずれも第三者による発信であるため混同されがちですが、発信主体や目的に違いがあります。

アーンドメディアシェアードメディア
定義企業や製品に対する評価・紹介を通じた情報拡散SNSを通じた共感・賛同によるシェア行動
発信元第三者メディア・消費者(=評価者)一般ユーザー(=共感者)
ニュース記事レビュー口コミサイトでの評価SNSでのリポストシェア投稿

アーンドメディアは、レビューサイトやニュースメディアが発信する情報に基づいて信頼を獲得する手段である一方、シェアードメディアは、ユーザーの共感によってコンテンツが人から人へと広がる拡散型の手法です。

各メディアの特徴を活かして、自社商品・サービスを効果的にPRしよう

Webマーケティングでは、オウンド・ペイド・アーンドの「トリプルメディア」それぞれの特性や違いを理解し、適切に使い分けることが重要です。認知・集客・信頼構築といった目的に応じて連携させることで、効果的なプロモーションが可能になります。

なお弊社では、オウンドメディアと広告運用を組み合わせた集客支援も行っております。戦略的なSEO施策と効果的な広告配信を活用し、成果につながるプランをご提案します。

ご予算に応じた費用対効果の高い広告運用のご提案も可能です。まずはお気軽にご相談ください。

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