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クリエイトジャパン株式会社
コスト削減等を目的に、IT人材がいない企業が自己流でWebマーケティングを行うケースは少なくありません。「なんとかできるだろう」と思うかもしれませんが、戦略なきWebマーケティング対策は現場担当者の不安や負担を招くことも考えられます。
電気通信に使用される同軸ケーブルや通信機器を買い取り、リサイクル・リユース事業を行う株式会社クリエイトジャパンも同様の課題を抱えていました。SNS運用やサイト更新を手探りで行うなか、外部委託でWebマーケティング強化を図ったことで業務効率化と閲覧数の向上に成功。さまざまな課題を解決するツールとなっています。
自己流対策時の苦労や外注後の変化、今後への想いなどについて、営業部主任 藤井芽依様と営業部 小波津七奈様のお二方に、担当者の視点を中心にお話しを伺いました。
目次
ー マーケティングユニット(以下、MU)サービスにご依頼いただく前、御社はどのようなWebマーケティングの課題がありましたか?
藤井様:
当社は、全国のケーブルテレビ事業者様が不要となった廃棄物・機器の回収・買い取りを行っています。特に電線を多く回収・買い取り、銅・アルミニウム・樹脂にリサイクルしたものを販売するリサイクル事業を行っています。
全国に約400社ある、そんなケーブルテレビ事業者様に当社を知っていただくことが大きな課題でしたが、私が入社した3年前は社員の年齢構成は若くても40歳前後で、Webでマーケティングを行う認識があまりなかったように思えました。
そんな印象を持っていましたが、若手だったせいもあってか当社の代表から「ちょっとInstagramをやってみてよ」と言われまして。
ー 突然Webマーケティング担当に抜擢されたわけですね
藤井様:
はい。営業事務に異動したタイミングでした。「SNSも営業の仕事だよね」という話で担当することになったのですが、手探りで始めたものの、まったくわからず……。また、当時からHPはありましたが、「HPのニュース欄って自分たちで更新できるらしいよ」という話を聞きつけ、休業日の情報をおそるおそる入力する程度だったんです。
ー 自己流で、しかもノウハウがないとなれば不安になりますよね。具体的にどのような点が大変でしたか?
藤井様:
とにかく、何から始めていいのかがわからないんです。もちろんWebマーケティングの知識もありませんし、Instagramも友人とつながっている日記のようなものしかやっていませんでした。ましてやどんなキーワードを使えばヒットするのか、ちゃんと伝えたいターゲットに届くのか、そんなこともわからないままのスタートでした。
しかも入社して間もない時期でしたから、「入ったばかりなのにスマホで何をしているんだ?」と思われないか気がかりでしたし、画像を編集していても「画面を見られて遊んでいると思われないかな?」と周囲を気にしてしまい、こんなことをしていていいのかと自問自答しながら作業をしていた記憶があります。
ー 確かに、入社したばかりですと周囲の方の印象は気になります。
藤井様:
ええ。今年になって小波津が入社して助けてもらっていますが、それまでは本当に一人でやっていました。私も特に周知しなかったので、知っているのは一部の人だけ。「何かやってくれているみたい」という感じでしたから、あまり周囲の理解を得られていなかったかもしれません。
こうやって不安な思いが先立つと、他の業務にかまけて更新できなくなっちゃうんですね。思い返せば、いい動きができていなかったと思います。
肝心のInstargamも、どんな情報を発信すればいいのかわかりませんでした。事業内容を紹介したり、採用目的で求人情報を掲載したりしましたが、やがてネタが尽きてしまって。ターゲットに刺さらない社員旅行の話題を投稿したり、とにかく手あたり次第でした。
ー そういったご苦労があったなかで、どのような経緯でマーケティングユニット(以下、MU)にご依頼いただいたのでしょうか?
藤井様:
当社代表からの紹介です。すでに当社の代表が御社を存じ上げていて、「MUさんとやるのでよろしく」と言われてそのまま最初の打ち合わせに参加しました。
想像の域を出ませんが、お客様がケーブルテレビ事業者約400社と絞られているにもかかわらず、当社の認知度が低いと感じていたのではないでしょうか。そのなかでSNSやSEO対策といったWebマーケティングに目を付けていて、MUさんに依頼したという流れになったと思います。
ー MUにご依頼後、どのようなWebマーケティングを行っているのですか。
藤井様:
1つがコラムのSEO対策です。例えば、これまではWeb上で「同軸ケーブル」と検索した時に当社の名前が上がっていませんでした。それが現在までにコラムを10数本書いていただき、当社の名前がだいぶ上位表示されるように。お悩みを持つ事業者様に対して、やはり関連用語で上位表示されれば当社にもプラスなのは間違いありません。
もう1つがInstagramの運用で、実は前回の定例会で方向性を変えていこうとご提案いただき、ちょうど進めているところです。
今までは写真を多めに会社の事業内容などを投稿して、フォロワー数がじわじわと増えている印象でした。今後はリール投稿を増やす予定で、これまでの見てほしいターゲットへピンポイントに発信するやり方から、より多くの人に見てもらえように広げつつ、ターゲットが注目するような方向へシフトしていきます。
ー 大きな取り組みとして、HPの改修にも動いていると伺っています。
藤井様:
はい。当社は全国で不要になった古い同軸ケーブルや付随する機器を買い取っていて、なかには生産中止となった機器もあります。そうした機器のクリーニング、通電検査まで行って再販売するリユース事業も展開していまして、このようなリユース品をHPから購入していただけるECサイトのような仕組みをつくろうとしています。
現在はお客様から在庫確認のお問い合わせをいただき、PDF化した在庫リストをメールでお送りしていますが、これをお客様ご自身で当社のHPから確認していただけるようになれば、スピードが上がりますよね。
ー利便性も高まりそうです。いわば、HP上でカタログのように在庫商品を見せていくイメージでしょうか。
藤井様:
近いかもしれません。そのままフォームからお問い合わせいただいたり、お求めの商品がない場合にもお問い合わせいただけたりするページに仕上げていただく予定です。
難しい依頼ですが、当社に合うようMUさんにオリジナルで考えていただいているのでありがたいですね。
ー MUへ依頼したことによって、どのような変化を感じていますか?
藤井様:
SNSが生きている状態になり、「会社が動いているな」と思えてうれしくなります。
例えば他社様のHPで、ニュース欄の更新が数年前で止まっていることがありますよね。それを見て「この会社は動いているのかな?」と想像してしまうんです。先ほどお話ししたように一人で対応していた時は更新することへの躊躇いがありましたが、ニュース欄を操作・更新する方法を詳しく教えていただいたおかげで小波津がブログを更新し、私も別業務へ集中しやすくなりました。
小波津様:
ブログを更新する時にもわからないことがありますが、MUさんに相談して解決できています。先日もご来社されたお客様から「(ブログを)見てきました。こういう取り組みもされているんですね」とお声がけいただき、コミュニケーションのきっかけになっているんです。どんなことを投稿しようかと試行錯誤していますが、お客様との明るい会話につながるのでがんばれています。
ー HPやInstagramからの反響を、どのようにとらえていますか。
藤井様:
実際に、お客様から「読んでいるよ」と多くのお声をいただけるようになりました。既存のお客様からの反響が大きいですが、特にDMを打ったりイベントを行ったりしたタイミングと重なった際、HP経由でのお問い合わせが導入前より増えている実感があります。
新規のお客様からも、初めてお話しさせていただいた時に「ブログを見ていますよ」というお声をいただけて手応えを感じていますので、今後もクリエイトジャパンの暖かさ、親しみやすさを感じていただけるツールでありたいと思っています。
小波津様:
HPにどれくらいの流入があるか、という数字はMUさんに提示してもらっています。この数字からの想像にはなりますが、実際にお声をいただく印象からしても閲覧いただいている方が増えているとヒシヒシと感じています。
ー 見ていただく機会が増えれば、商談につながる可能性も増えます。
藤井様:
どんな方法でも知っていただくことが大切です。その意味でも見ていただく機会が本当に増えて、すごい変化だと感じています。
ー MUにご依頼後の社内的な変化、という点はいかがでしょう? 従業員の方の意識に違いは見られますか。
藤井様:
個人的には先ほど申し上げたやりにくさがなくなって、MUさんとWebマーケティングをがんばっていると周囲に話せるようになり、協力体制が大きく変わりました。
例えば三脚を使って動画を撮っていると、社員やパートの方が集まってきて「何撮ってるの?」と関心を持ってくれたり、被写体をお願いすると自然にピースをしてくれたりして、会社の良い雰囲気が出ています。今では二人で「MUさんとの打ち合わせに行ってきます」と伝えると、「あ、よろしくね!」と声をかけてもらえますし、御社で撮影してもらった動画を当社のスタッフも見ていて「何回も見ちゃったよ」と話しかけてくれるんです。
SNSやブログを更新することで、私たち二人ががんばっていると思ってもらえるようになりました。心細さがなくなって楽しいし、スタッフのWebマーケティングへの理解も確実に上がっています。
ー それはうれしい傾向ですね! ちなみに、Webマーケティングにかける稼働は変わりましたか?
藤井様:
実は、一人で担当していた時はネタを1つ投稿するのに半日かけても終わらないことがありました。「投稿するなら成果を出したい」という気持ちが働いて、自分なりにこだわっていたのです。
すると更新する必要があるのに作業が終わらず、やがて他の業務に追われて放置してしまい、そこからまた半日かかるという悪循環に陥るわけです。
今はいただいた指示書の通りに撮影すればいいので、私も小波津も時間が取れた時に集中して撮影して、あとはお任せしておけば定期的にSNS上へアップしていただいています。「時間の削減」と「心のゆとり」を一気に解消していただけました。
ー 今後、MUに求めたいことはございますか?
藤井様:
厳密にはSNSではありませんが、実はMUさんに求めたいゴールがあります。それは当社だけにとどまらない、「大きな枠組みの皆様と一緒に幸せになる」という当社代表のビジョンです。
どういうことかと言いますと、例えば当社の主要なお客様はケーブルテレビ事業者様とお話ししました。一方で、ケーブルテレビ事業者様にも工事を請け負う電気通信工事会社など、いろいろなつながりのある事業者がいらっしゃる。そういった方々も、当社のHPを見ることでメリットを享受できる仕組みを作っていきたいのです。
ー 詳しく教えてください。なぜ、そのようなビジョンをお持ちなのですか?
藤井様:
業界の厳しい実情を目の当たりにして、お役に立ちたいという想いがあるからです。
例えば、電気通信工事会社様は仕事が減っていて、倒産や事業を継続できない会社が増えています。ですのでケーブルテレビ事業者様が工事を依頼する受け皿がなく、困ってしまうケースが出てきているんですね。そこで、お困りのケーブル事業者様と電気通信工事事業者様をマッチングできるようなプラットフォームを目指したいと聞いています。
ー 壮大でワクワクしますね! 当社もそんな素晴らしい想いを実現するために、ぜひお手伝いができたらうれしいです。
藤井様:
ありがとうございます。まずはECサイトをつくってケーブルテレビ事業者様のお悩みを解決し、次にその先の電気通信工事業者様が抱えるお悩みまでを解決できるようにしたい、というわけです。周囲を巻き込んで新たな市場が生まれれば、皆で幸せになれますから。
そのためにも、やはり当社を知っていただかないといけないといけませんので、今後もぜひMUさんにお力を貸していただきたいですね。
ー より実務的な点で、MUへのご要望はございますか?
小波津様:
すぐに思いつくことがないくらいに、ご協力をいただいています。動画を撮るにあたってもどうしても業務との兼ね合いや天気の関係で後ろ倒しになってしまうこともあるのですが、そうした事情も汲んでいただいて、「いついつまでなら対応可能です」と積極的に受け止めていだたいている。なので助けてもらってばかりで、感謝の気持ちしかありません。
ー MUのサービスにご満足いただいていると感じ、うれしく思いました。また御社の情熱的なビジョンに触れ、今後も御社とクライアント様の発展に一役買いたいと、改めて想いを強くした次第です。本日はインタビューへのご協力、ありがとうございました!
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